2012年2月22日バックナンバー
H24.2月22日

 とうとう関西電力の原発が全て停止した。これで、全国で稼働している原発は、東電(柏崎刈谷)と北電(泊原発)の2基である。
 でも、何とかやれているような気がしてならない。
 関電によると、今年夏の電力不足は約10%であるらしい。本当にそれほど厳しいのか?  過去5年間の最大使用量、需給予測では、直ちに逼迫することはないという。この冬、電力使用量は想定の70〜80%が続き、90%は二か月で5日間のみだったという。電力会社の需要予測の見直しが必要である。
 資源エネルギー庁の発表では、この夏もお隣の中部電力と融通し合えば十分余裕があるという。福島原発の放射能低線量被ばく等の数値などもそうであるが、どうもこの手の情報は今一つ分かり辛いし、判然としない。

 電力会社が節電や電気料金値上げを要求するのなら、電力需要やコストについて、消費者に対して正確な情報提供が必要不可欠である。
 関電は、火力発電の燃料費が嵩み、1000億の赤字だという。火力発電依存だけでは企業経営が苦しいので、いかにも原発は必要だと言わんばかりである。ならば、役員報酬や人件費、企業年金、遊休資産の売却等、徹底的な改革・企業努力をしているのか?
 原発のストレステストというのもどうも疑わしい。大飯原発の再稼働は、今後、第二次ストレステストと地元の同意が必要となろう。不正や隠ぺい、偏向等のないようにお願いしたい。ハードルは高い。

 現在我が国では、脱原発・卒原発依存の流れは避けられない。原発を減らしながら、燃料費を抑制し、産業と生活を支えて行かなければならない。
 原発ゼロの時代に向け、我々は進化しなければならないだろう。それは新たな戦いでもある。そのために、何をすべきか?

 電力会社改革、電力の地域独占解消、代替エネルギーの早期整備、次世代送電線網の整備、更なる節電の工夫・協力、省エネ製品、省エネ技術、スマートグリットの普及促進、生活レベルでの暮らし方の創意・・・・・・・・・様々な試みで電気を考えて行かなければならない時代である。いずれにしろ、エネルギー政策を含め、多くの問題、行政や政治の在り方、社会自体、国自体が節目・曲がり角に来ているような気がする。


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