2011年10月26日バックナンバー
H23.10月26日

 やっと、やっと第三次補正予算が閣議決定されました。予算規模は12・1兆円、この内、9・2兆が復興費に充てられるそうです。震災から予算づくりまで約7か月が掛かりました。有り得ないです。この国の政治と行政はスピード感をもって危機に対応出来ていないことは最早明らかです。口蹄疫のときもそれを痛感しました。きっとそういうことがこの国を覆う閉そく感や苛立ちの原因の一つになっているのでしょう。
 
今回の復興費は高台移転・インフラの復旧・がれきの処理・除染など、被災地の方々の生活再建に直接関わる極めて重要な予算です。この予算が見えないと被災地は復興計画を策定できません。恐らく、各自治体は今回の国の補正を待たず、予算(交付金等)を当て込んで様々な事業に既に着手していると思います。地方自治体の方が遥かに迅速で機動的なのです。しかし、多くの意思決定権が国にある以上、地方がどれだけ頑張っても重要な対策や事業は前に進まない現実があります。
 変えなければなりません。もういい加減、こういうシステム・国家構造・統治システム等は変えましょう。

 今回の補正は、補正としてはリーマンショック後の補正(約15兆円)に次ぐ大きさです。あの時も多くの基金を積みました。基金は通常予算のように年度内消化という制約が無いので、複数年にわたって使えます。あの時の野党(民主党)は「無駄遣いの象徴」と批判しました。が、今回それらをフル活用しています。
 まぁ、所詮、政治ってそんなもんでしょう。

 復興費(復興債)の財源の問題で与野党はやりあっていますが、とにかく国会には、この法案を早く通して頂いて、早く執行して頂かなければなりません。
 また、復興費は総額で約20兆を超えると僕は見ています。岩手・宮城・福島、被災3県の域内総生産額と同じです。国民の税金で負担する以上、そこに無駄がないか精査することも必要です。
また、それだけのお金が今後数年で被災地に投じられます。今後、公共事業等が増え、景気は一旦上向くでしょう。しかし、予算が切れたとき、復興バブルになる可能性もあります。十分注意する必要があります。そういうことを政府はキチンと考えているのでしょうか?
 


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